女優のメリル・ストリープがミュージシャンを演じ、実娘メイミー・ガマーと親子役で共演する『Ricki and the Flash』(原題)の邦題が『幸せをつかむ歌』に決定し、来年3月初旬に日本公開されることが3日、明らかになった。
同作は、ミュージシャンになるために家族を捨てて家を出た主人公リッキー(メリル)が、娘(メイミー)の離婚をきっかけに久しぶりに家に戻るところから始まる物語。実の母娘が共演を果たし、微妙にすれ違う母と娘の関係を、リアルに繊細に演じ切った。
昨年『イントゥ・ザ・ウッズ』で美しい歌声を披露し、アカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ助演女優賞にノミネートされたメリルは、今回ミュージシャン役に挑戦。エレキギターを手に数々の名曲を生歌で披露する。
また、メリル演じるリッキーのバンド仲間役として、グラミー賞受賞のロックミュージシャン、リック・スプリングフィールドが出演。そして、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したケビン・クラインが、元夫役を演じる。
監督は、『羊たちの沈黙』でアカデミー賞とベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したジョナサン・デミ。脚本は、『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コディが担当した。