セイコーエプソンは11月19日、折りたたみ式新型アーム構造を採用した小型6軸(垂直多関節型)産業用ロボット「Nシリーズ」を開発したと発表した。

同シリーズは、従来機種比で約40%減となる600mm×600mmの設置面積を実現したほか、重量も同2/3と軽量化が図られている。また、6軸ながら、ショートカットモーションで多面方向へのアクセスが可能で、繰り返し精度は±20μmを実現している。

さらに、第3軸アーム肘が張り出していないため干渉物に当たらず、従来必要であった回避動作が減り、教示を含めた装置立ち上げ時間ならびにタクトタイムの短縮を図ることが可能だという。

なお価格はオープンで、2016年5月からの出荷を予定している。

エプソンの小型6軸ロボット「Nシリーズ」の外観