ネオマーケティングはこのほど、「LINE疲れ」をテーマにしたインターネットリサーチの結果を発表した。調査は10月14日~16日、15歳~29歳のLINEのIDを持っている高校生、浪人生、大学生、大学院生の男女513名を対象に行われた。

LINE友達は101~200人

「LINEでの友達の数について」

はじめに、LINEでの友達の数について尋ねたところ、最も多い回答は「101~200人(26.3%)」だった。男女別では、101人以上の合計が女性は48.6%だったのに対し、男性は33.7%と14.9ポイントの差が判明。LINEでやり取りをする友達の数は、男性よりも女性の方が友達の数が多いと言える結果となった。

LINEに疲れを感じる人、44.8%

「LINEに疲れますか」

続いて、「LINEに疲れますか?」と質問したところ、半数以上が「疲れない(19.9%)」「どちらかというと疲れない(35.3%)」と回答。その一方で、「疲れる(15.6%)」「どちらかというと疲れる(29.2%)」と回答した人は44.8%。男性は40.6%、女性は48.2%と約半数がLINEに対し疲れを感じていることが明らかとなった。

どんな内容のやり取りに疲れを感じるのか調べると、最も疲れる人の割合が多かった内容は「事務的な内容」で、76.5%という高い数値を示した。

既読機能がストレスに……

「LINEについて、以下の項目から当てはまるものをお選びください」

次に、「相手が既読をしたか気になることがある」「既読を無視してしまう」「未読を無視してしまう」という項目それぞれに、当てはまるかどうか答えてもらったところ、「相手が既読をしたか気になることがある」の当てはまる合計は55.2%だった。しかしLINEに疲れると回答した女性に絞って見ると、70.8%という高い結果に。

また、「既読を無視してしまう」や「未読を無視してしまう」の当てはまる合計も、LINEに疲れると回答した人の方が多いことから、既読機能がストレスにつながっていることが明らかとなった。

周囲とのつながりに敏感な人ほど、疲れる傾向に

「普段の行動や考え方について、当てはまるものをそれぞれお答えください」

最後に、LINEに疲れると回答した人がどのような人なのかを探るため、普段の行動や考え方について尋ねたところ、「周りのみんなからいい人と思われたい」という項目では、LINEに疲れない人が56.9%だったのに対し、疲れる人は71.7%。同様に「憂鬱になりやすい」では疲れない人44.5%/疲れる人59.6%、「物事をコツコツ行うタイプである」では疲れない人48.1%/疲れる人61.3%という結果に。いずれもLINEに疲れるという人の方が多く回答する傾向にあることがわかった。