京都府京都市の東映太秦映画村で10月31日~11月1日、「太秦江戸酒場 琳派の秋」が開催される。
江戸時代にタイムスリップ
同イベントでは、江戸時代にタイムスリップしたかのように侍や町娘の行き交う舞台の中、京都の日本酒の飲み比べや食事などを楽しめる。今年で400年を迎える「琳派」と太秦ならではの「時代劇」をテーマに、伝統文化の趣と着物でそぞろ歩く楽しさを満喫できる。また、和装レンタルサービスも用意されている。
場内各所には呑み処が出現する。佐々木酒造「聚楽第」、羽田酒造「初日の出」、松井酒造「神蔵」、松本酒造「桃の滴」、玉乃光酒造「玉乃光」、月桂冠「月桂冠」、増田徳兵衞商店「月の桂」など多数の蔵元が来場し、実際に日本酒の作り手と直接語らいながら味わうことができる。
また、「京の日本酒きき酒セット」(専用きき猪口付きで小判3枚)、「京の名店の酒肴セット」(小判2枚)、「粕汁、おちょぼおでん5種盛り」(各小判1枚)、「わさびいなり、穴子棒寿司」(各小判1枚)などが用意され、飲食専用金券「太秦小判」3,000円(600円×5枚綴り)で利用できる。
さらに、まるで時代劇の登場人物のひとりとして浪人と酒を酌み交わす「浪人BAR」や、近藤勇・土方歳三・沖田総司ら新選組隊士と酒を飲んで倒幕派浪人の討伐に立ち会える「新選組BAR」、花魁と髪結師の恋物語をテーマにした「奇想の現代遊郭&花魁BAR」など、江戸時代を演出した酒処が多数用意されている。また、それぞれ東映役者陣が参加し、本格的な雰囲気の中で日本酒を味わえる。
フードゾーンでは、東福寺や泉涌寺、智積院など東山の数々の寺院御用達の「京料理 沖よし」や、室町期創業と伝えられる「中村楼」、京都の祭の名物料理、鯖寿司が自慢の「いづう」、京料理や懐石料理に欠かせない京湯葉の老舗「京湯葉 千丸屋」など、京都の名料理店が軒を連ねる。
そのほか、「職人処」と題して京都を代表するアーティストや伝統工芸の職人たちによる様々なワークショップを開催する。琳派の画法を体験できる「琳派月見宴の間」や、伝統の婚礼の装いと儀式を着付師と職人・アーティストで現代に再現する「江戸時代の花嫁道中」、江戸時代の隠切支丹を現代の職人に学ぶ「隠切支丹の間」など、多彩なテーマで行われる。
開催時間は18時から21時までとなる。料金は先払い制(申込先着順)で、各日5,000円(入場料のみ)。チケットはイベントサイトから購入できる。