サイバーリンクは15日、アクションカメラ撮影に最適な編集ツール「アクションカメラセンター」などを搭載した、動画編集ソフトウェア最新版 「PowerDirector 14」シリーズを発表した。ダウンロード版は同日から、パッケージ版は10月9日から発売。価格はダウンロード版が税別7,852円から、パッケージ版が税別4,850円から。

「PowerDirector 14」のUltra版

PowerDirectorは、タイムラインを用いたノンリニア動画編集ソフトウェア。最新版「PowerDirector 14」では、新たにアクションカメラで撮影したビデオの編集に最適な機能を集めた「アクションカメラセンター」を搭載する。具体的には、広角レンズ補正、手ぶれ補正、ストップモーション、イーズイン&アウト機能などが利用できる。

また、手軽にビデオ作品が制作できるテンプレート集「クイックプロジェクト」、映像内のオブジェクトを指定し、その動きをトラッキングする「オブジェクトトラッキング」といった新機能も搭載する。

このほか、全エディションで64bitシステムへ最適化しており、第6世代Intel CoreやNVIDIA製APUによるH.265ハードウェアエンコード機能や、OpenCLに対応。また、2つのVGAカードをビデオ編集に利用できるマルチGPGPUにも対応する。

オブジェクトトラッキング機能の例。動き続けるバイクをトラッキングし、動きに合わせて吹き出しを付けられる

ダウンロード版は15日から順次販売。価格は製品によって異なるが、Standard版で税別7,852円、カラーグレーディングソフト「ColorDirector 4」および音響編集ソフト「AudioDirector 6」を同梱した「PowerDirector 14 Ultimate Suite」で税別19,426円。これに写真編集ソフト「PhotoDirector 7」も加えた「Director Suite 4」で税別24,981円。クラウドサービスを利用できる「PowerDirector 14 Ultimate」が税別14,796円。通常版からテンプレートなどを増やした「PowerDirector 14 Ultra」が税別12,019円。

ダウンロード版の価格一覧

パッケージ版は10月9日発売。ラインナップと価格は、「PowerDirector 14 Ultimate Suite」が税別19,500円、「PowerDirector 14 Ultra」が税別14,500円、「PowerDirector 14 Standard」が税別4,850円。

パッケージ版の価格一覧

対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10。対応動画ファイルは下記の通り。

H.265/HEVC/MOD/MVC(MTS)/MOV/Side-by-Side Video/MOV(H.264)/Top-under Video/MPEG-1/Dual-Stream AVI/MPEG-2/MPEG-2(multiple video and audio streams)/FLV(H.264)/MPEG-4 AVC(H.264)/MKV(multiple audio streams)/MP4(XAVC S)/3GPP2/TOD/AVCHD(M2T、MTS)/VOB/AVI/VRO/DAT/WMV/DivX(32bitのみ)/WMV-HD/DV-AVI/WTV in H.264/DVR-MS/DSLR video clip in H.264 format with LPCM/AAC/Dolby Digital audio