女優の広瀬アリスが19日、東京・六本木のラピロス六本木で行われた「なんとかしなきゃ! プロジェクト『広瀬アリスがフィリピンで見た、フェアトレードの現場』」帰国報告会に出席した。
「なんとかしなきゃ!プロジェクト」は、発展途上国の抱える課題を解決するため、国際協力の必要性を社会全体で共有するというもの。これに賛同した広瀬アリスと広瀬すずの姉妹が同プロジェクトとメンバーに加わり、姉のアリスが初めてフィリピンを訪問。フィリピンの貧困層の現状やフェアトレードの活動に取り組む人々を間近にし、この日行われた帰国報告会でその現状を語った。
広瀬はフィリピンの貧困街について「とにかく強烈な印象を受けました。今、自分たちは家に帰ってご飯を食べてテレビをつけ、お風呂に入って自分のお布団で寝るという当たり前な生活が、現地のフィリピンにはありません。自分の価値観や固定概念を一瞬で崩され、間近で感じるのとテレビで見るのとは全然違っていました」と衝撃を受けた様子。そんなフィリピンの貧困街で子供たちと得意のバスケットボールで遊んだといい、「色々と話しかけてきましたよ。『名前はなんて言うの?』とか。『アリスアリス』と呼んでくれて、ちょっと口説かれたりしました。結構積極的でドキドキしましたね(笑)」と笑顔で振り返り「貧困を感じさせない笑顔が素敵でした」と語っていた。
また、視察中に妹・すずの誕生日プレゼントを探す姿をとらえた『広瀬アリス×広瀬すず エシカルの贈りもの~ハピネスをつくるデザイン~』(11:30~12:00)が8月30日にBS日テレで放送される。妹のすずにはフェアトレードで台本カバーを制作してもらったといい、「細かいところまでこだわりました。彼女が持っているイメージができるような色と形にしました」と明かした。また、「今なんとかしきゃいけないことは?」と聞かれると「なぜか4日前からすずが私の部屋で寝ているので、何とかしなきゃいけませんね(笑)。私が何も言わなくても勝手に私の部屋で寝ていますよ。理由は全然分かりません…」と戸惑っている様子だった。