米Mozillaは8月6日(現地時間)、重大な脆弱性を修正した「Firefox」の最新版「Firefox 39」をリリースした。最新版は「Firefox 39.0.3」。

Firefox 39.0.3

米国時間5日、Firefoxユーザーから、ロシアのニュースサイトの広告にFirefoxの脆弱性を突いた攻撃が仕掛けられていると連絡があったという。この攻撃は、FirefoxのPDFリーダーを介して、ローカル上の特定ファイルを読み取られ、任意のサーバにアップロードできるというもの。また、この攻撃はローカルマシン上で実行の痕跡を残さないという。

Mozillaはこの脆弱性を、最も危険度の高い「Critical」(重要)であるとし、報告があった日の翌日(米国時間6日)に、脆弱性を修正した最新版「Firefox 39.0.3」を公開。Firefoxユーザーに速やかに適用するよう呼びかける。

「Firefox 39」は米国時間7月2日にリリースされ、Helloの通話のURLをSNSにシェアする、アニメーションとスクロールがより滑らかになる、ファイルダウンロード時マルウェアからの保護が有効になるなどの新機能を備えている。

Firefox 39.0.3のバージョン情報