経済産業省 特許庁は7日、外国特許情報の照会サービス「FOPISER(フォピサー)」を開始した。これにより、従来J-PlatPatでは照会できなかった国の特許情報を無料で検索し、日本語で照会することが可能になる。

ロシア・台湾・オーストラリアの特許情報が検索可能

同サービスは、既にJ-PlatPatで提供されている欧米などの諸外国以外の特許情報への照会を、日本語のインターフェースを通じて無料で行うことを可能とするもの。分類情報や英語キーワードによる簡易検索機能や、日本語への機械翻訳機能を利用することができる。

「FOPISER」トップページ(出典:FOPISER Webサイト)

具体的には、ロシア・台湾・オーストラリアの特許・実用新案文献、およびロシア・台湾の意匠文献を蓄積し、日本語による使いやすいユーザーインターフェイスで文献番号を指定して、これらの文献を照会することができる。また、ロシア・台湾・オーストラリアの特許・実用新案文献については、分類情報、キーワード(英語)などを用いて簡易検索を行える。

機械翻訳により、日本語でこれらの文献を照会することも可能なほか、文献を掲載した諸外国の知財制度等の関連情報へ簡単にアクセスできるよう、リンク集を掲載。なお、照会可能な外国特許情報(フィリピン、シンガポールなど)については、サービス開始後も順次拡大を図っていくという。