OPPO Digital Japanは7月31日、Blu-rayディスクプレーヤー「BDP-105D JAPAN LIMITED」を発表した。発売は8月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は250,000円前後(税込)。限定生産モデルのため、販売予定数に達し次第、生産終了となる。直販限定モデルとしてチタニウムグレー色モデルも用意される。
BDP-105D JAPAN LIMITEDは、2014年3月に発売された「BDP-105DJP」をベースに、日本製のマテリアルを使用して、高音質化、高画質化を図った日本限定仕様のモデルだ。BDなど光学メディアだけでなく、USBやネットワークからの再生にも対応する。「Darbee Visual Presence」テクノロジーを採用しており、ダイナミックで自然な奥行き感のある映像を再現。フルHDから4K(3,840×2,160ドット)相当にアップスケーリングする機能も持つ。
BDP-105D JAPAN LIMITEDの基本設計はBDP-105DJPを踏襲しているが、ディスク由来の振動と外部振動による影響を抑えるために、「オプティマル・バイブレーション・コントロール・アラインメント」を採用。免震構造の建物のように、構造全体を動かすことで特定の部分の振幅が過大にならないように徹底した設計となっている。また、振動減衰性能に優れたTAOC製のグラデーション鋳鉄インシュレーターを採用し、内部の振動を効果的に減衰させつつ、外部振動の影響を受けにくい構造へ進化したという。
DACは、ESS Technology社の「ES9018S」をステレオ用とマルチチャンネル用に1個ずつ、合計2個使用。BDP-105DJPでは、PCMが最大192kHz/24bitまで、DSDが最大5.6MHzまでの対応だったが、BDP-105D JAPAN LIMITEDでは、PCMが最大384kHz/32bitまで、DSDが最大11.2MHzまで対応となった(USB接続時)。DACに供給されるクロックは、日本電波工業(NDK)製の高クロック低位相雑音水晶発振器を使用している。
本体サイズはW430×D311×H131mmで、質量は10.7kg。なお、通常モデルのBDP-105DJPをBDP-105D JAPAN LIMITEDと同等の機能にする有償アップデートも行われる予定だが、現時点では、実施時期や費用について明らかになっていない。