壇蜜、オダギリジョー演じる高橋是清を"尻"で隠す「思い出に残りました」

NHK放送90年ドラマ『経世済民の男 高橋是清』の取材会が30日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われ、キャストの壇蜜、松浦雅、草笛光子が出席した。

NHK放送90年を記念した本作は、日本経済を支えた経済人に焦点を当てたドラマ3部作の第1弾となる。独特の発想を持ち、その経済手腕から"日本のケインズ"と呼ばれた高橋是清(オダギリジョー)。13歳で米国留学し、後に第20代内閣総理大臣を務めた是清の波乱万丈な人生を描く内容で、ドラマ前編を8月22日、後編を同月29日に放送する。

ふくよかな容姿から"ダルマさん"の愛称で親しまれていた是清だが、優しげな目元が似ていることから、主演にはオダギリを起用。取材会に欠席したオダギリから、「どの写真からもニコニコと温和な人柄を感じる。私とは対極とも思える是清さんですが、イメージが違うからこそチャレンジし甲斐があった。是清さんの人間力を感じて頂ければ本望です」とメッセージが届き、壇は、「是清さんもオダギリさんも、笑った時に目尻がフワッと下がるところが女性の心をつかんで離さないのかなと思う」とその魅力を語った。

そんな壇は、是清の初恋相手で芸者の桝吉を演じており、「恐らく、是清さんの初めての女性なんじゃないかと思いながらお勤めしました」とにっこり。また、撮影中のエピソードとして、「このままだと乱暴されちゃうと思って、是清さんをかばうシーンで、お尻を使って隠した。後にも先にも、総理大臣になるような人を尻で隠すことはないだろうと、思い出に残りました」と明かして報道陣を笑わせると、脚本のジェームス三木は、「僕は壇蜜さんのファンなんです。上品なスケベが好きなので、満足しています」とニンマリしていた。