お笑いコンビ・おかずクラブのゆいPが、8月1日スタートのフジテレビ系『ブスと野獣』(毎週土曜23:40~24:05)で、主演に抜てきされたことが18日、明らかになった。
同作は「ブスな男」と「野獣な女」が協力し合い、美男美女と恋人になるためにあらゆる手段を使って悪戦苦闘するというラブコメディー。ゆいP演じる「野獣な女」である大学レスリング部の主将・篠原幸恵は、「欲しいものは力ずくで」という座右の銘を持ち、恋愛以外のすべてのものを手に入れてきた努力至上主義者。"勇気"はあるが"理論"を持ち合わせていないため、一目ぼれしたイケメンとすれ違いを起こし、大暴走してしまうというキャラクターだ。
ゆいPは、幸恵のキャラクターを「自分に近いなと思いました。違うのは、イケメンが好きという点ですね(笑)」と語る。プロデューサーが、別の番組での即興芝居を見てオファーしたそうで、ドラマ主演という今回のチャンスで「世の中はきれいな人ばかりでないから、人生はみな自分が主役だよ、ということをこのドラマから感じてもらえればうれしいです」と話している。
一方の「ブスな男」中田健太を演じるのは、若手俳優の矢本悠馬。大学のディベートサークルに所属するが、一目ぼれした美女に近づけず、空回りばかりしてしまう。矢本は、ともに主役を演じるゆいPについて「僕はお笑いが大好きで芸人さんのことをリスペクトしているので、今回共演できて光栄ですし楽しみです」と語り、「おかずクラブさんは画面からはみ出てくるくらいのインパクトがあるので、ゆいPさんに負けないよう『俺だって面白いぞ』という部分を出していきたいです」と意気込む。
ゆいPが狙うイケメンは、成田凌演じる北原颯佑。ディベートサークルとバスケ部に所属している健太の親友で、女子を引きつける爽やかな笑顔を振りまく。そして、矢本が狙う美女は、逢沢りな演じる上条梓。レスリング部のマネージャーを務める幸恵の親友で、誰もが振り向く外見を持つ才色兼備の役柄だ。
そんな逢沢は、ゆいPについて「よくテレビで拝見していて、すごくパワフルに見えるけど、女性らしい部分もあって、かわいらしい方」と印象を語り、矢本も含めて「個性的な主役二人の引き立て役になれるよう頑張りたいです」と抱負を述べている。
このほか、絶妙のタイミングで主人公2人の前に現れる"いけ好かない"カップルとして、ゆいPの相方であるオカリナと、俳優の森下大地が出演。こうしたさまざまな個性的な登場人物のキャラクターは、オリジナルドラマとしては異例だが、漫画家のモリタイシが監修している。
ナレーションはお笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が担当。主題歌には、ロックバンド・サンボマスターの「時間をとめるラブソング」が決まった。
かねてより「無謀なドラマを作りたい!」と熱望していたフジテレビの池田拓也プロデューサーは「誰もがどこか共感できて、ひとごとに思えない、等身大以下な不器用な恋愛を、土曜の夜にお届けしたい!」とアピールしている。