NHKのBSプレミアムで秋以降に放送する東京・八王子発ドラマ『東京ウエストサイド物語』の取材会が15日、東京・八王子で行われ、早見あかり、羽田美智子が出席した。
BSプレミアムで放送する地域発ドラマの東京第1弾となる同ドラマは、東京・八王子を舞台にしたハートウォーミングなコメディードラマ。就活中の大学生・高山峰子(早見あかり)を主人公に、峰子の母・晴恵(羽田美智子)がいきなり芸者になることを宣言して騒動が巻き起こる、というストーリーだ。
主人公の母が芸者になるということで、この日の取材会は芸者さんの待合を改装した八王子市内の料亭「すず香」で実施。主演の早見は、演じる女子大生の峰子について「就活はこれから経験することはありませんが、普通の役で自分に似ている役ですね。難しく考えるよりも普通にやればいいんじゃないかと思うので、気張ることなく普通に演じていきたいと思います」と意欲。また、この日初めて会った羽田の印象を「母親の晴恵も家の母とそっくりで、羽田さんも役柄に似ています」と話しつつ、「今日初めて羽田さんとお会いして、いいドラマが作れそうです」と自信を深めていた。
一方の羽田は「50歳近くになって(現在46歳)、実際には子供に恵まれませんでしたが、ドラマの中で娘が出来たら子供に言いたい願いもあります。このドラマで言える楽しみもありますね」と収録が待ち遠しい様子で、「今日から親子の関係を作って最後まで一緒に走っていけたらと思っています。私も今日あかりちゃんに初めてお会いして絶対にいいドラマになると確信しました」と自信を見せた。
羽田は、ドラマの最後で70万人以上が来訪する実際の八王子まつりで芸者として踊りを披露するが、「まさかその舞台で役さながらデビューするシーンを撮るとは…。そのことを言われただけで鼓動が早くなります…」と心配顔も、同ドラマに出演する現役の芸者さんで羽田に稽古をつけているゆき乃恵めぐみさんから「何とか間に合うようにお稽古をして、八王子をあげて応援します。華やかに艷やかに待っていただけるように頑張りましょう!」と勇気づけられ、安堵した表情を見せていた。