明知鉄道(岐阜県)は8月9日、今年2月にJR東海から恵那市に無償譲渡された蒸気機関車C12形224号機を42年ぶりに明智駅構内で走行させるイベントを開催する。

蒸気機関車C12形224号機

C12形224号機は1940年に製造され、1973年に廃車となるまで旧国鉄明知線をはじめ各路線を走行。廃車後は明智小学校校庭で保存展示されていたが、2013年12月に明智駅構内に移された。恵那市は観光の目玉としてSLを活用したい考えで、今回は復元に向けた第一歩として、コンプレッサーによる圧縮空気で駅構内約220mを走行させるという。

構内運転は14時30分からと16時からの2回実施。15時からSL復元に向けたファンクラブの設立と総会を行う。イベント当日に記念乗車券や入場券を購入すると、SLの前で記念撮影ができるという。駅前の大正村広場でも、鉄道模型展示やミニトレイン運行、鉄道事業者8社のグッズ販売、各種ステージイベントなどを実施する。