食事の際のマナーでも、特に気を遣うのがスープ料理。音を立ててしまったり、お皿に口をつけてしまったり……ここでは、正しい飲み方をマナーの専門家 松井千恵美先生に教えてもらいました。

スープを飲む際は左手を机の上に

スープ料理は、他のお料理と違ってスプーンしかカトラリーが出てこないことがほとんどです。スプーンは右手に持って使用するので、左手があきます。この際、左手を膝の上などには置かず、テーブルの上に置くようにしましょう。

テーブルの上に左手を置きましょう

スプーンをスープに入れる時は手前から

スープをすくう際は、手前、または右側から奥に向かってスプーンを入れましょう。その際も、あまり多くすくわず、一口分をすくうようにします。

手前、または右側からスプーンを入れて外側に向かってすくいます

スープに顔を近づけない

スープを飲む時は、首を前に出して飲むのではなく、スプーンを口元に近づけて飲むようにしましょう。この際、スープがこぼれるのが心配なら、体全体を前に出して飲むと、飲みやすくなります。また、スプーンを口いっぱいにほお張ることはやめましょう。

背筋を伸ばして飲みましょう

スープの正しい飲み方

スープの飲み方のダメな例

撮影協力 アルジェントASO

教えてくれたのは……

マナー講師 松井 千恵美さん

桜ことスクール 代表。CA養成スクールでメイク・立ち居振る舞い等の講師実績を持ち、お箏 (こと) の家元が教える大人のためのマナースクールを運営。美しく品格ある大人の女性を目指す方のみならず、企業や教育関係での講義にも定評がある。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

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