6月30日でTVアニメ第3期の最終回を迎える『黒子のバスケ』(MBS 毎週土曜26:58~、TOKYO MX 毎週火曜23:00~ほか)の声優キャストたちが、最後のアフレコ後に会見を行った。

『黒子のバスケ』の声優キャスト陣

『黒子のバスケ』は、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2009年~2014年まで連載された藤巻忠俊氏の人気コミック(全30巻)。2012年4月~9月にTVアニメ第1期(全25話)、2013年10月~2014年3月にTVアニメ第2期(全25話)が放送され、女子からの圧倒的な人気を得て社会現象に。高校バスケットボールを舞台に描かれる本作は、「キセキの世代」と呼ばれた中学バスケットボール界の5人の天才たちを"影"となり支えていた主人公・黒子テツヤが、火神大我ら誠凛高校のメンバーとともに、強豪校やかつてのチームメイトたちと熱い闘いを繰り広げる姿を描いている。

黒子を演じた小野賢章は、「ずっと続くと思っていた収録がついに終わってしまい、いまだに実感がありません」と力が抜けた様子。しかし、1期・2期と続いたアニメシリーズを振り返り「皆さんと最後まで戦えたことを本当に誇りに思います。この作品を通してさまざまなことを学び、成長できました」と感謝の気持ちを伝えた。

黒子とともに日本一を目指す火神を演じた小野友樹が「チームメイトのみんなの声や、皆さんの応援が本当に力になっていました。いよいよ最後。ぜひ、僕たちの戦いを見届けてください。 そして一緒に、勝とうぜッ!!」と役柄同様に熱いコメントを寄せると、監督兼マネージャーの相田リコを演じた斎藤千和が、「最終話では友樹君がテストから全力出し過ぎてクラっと倒れちゃったくらい(笑)、魂が込められてました」と収録中のエピソードを披露した。

日向順平役を演じた細谷佳正が、「空気や集中力がとても心地よく理想的」で「奇跡の空気感」と表現したように、収録現場はキャストそれぞれに愛着があるようで、赤司征十郎を演じた神谷浩史も、「本当にコート上にいるかのような緊張感に包まれたものすごいスタジオでした」と振り返った。

木吉鉄平役の浜田賢二いわく「今まで応援してくださった皆さんをスッキリさせるラスト」になっているという最終回。黄瀬涼太を演じた木村良平が「終わってしまうのはさびしいですが、最終話まで無事にたどり着けたのは本当に素晴らしいこと」とコメントすると、伊月俊とテツヤ2号役の野島裕史は「作品としてはずっと残っていくものなので、僕の代表作のひとつとして、大切にしていこうと思います」と役への愛を語った。

(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会