東京メトロと熊本電気鉄道は18日、01系車両譲渡記念列車の運行について発表した。運行期間は5月23日から6月7日まで。あわせて東京メトロから熊本電気鉄道へ、銀座線01系を今年度も2両譲渡することが明らかにされた。
東京メトロは現在、銀座線へ新型車両1000系の投入を進めており、2016年度までにすべて1000系に置き換える予定としている。これにともない、1984年から営業開始した従来車両01系は廃車・解体される予定だが、01-136号車・01-636号車の2両については経年が少ないこともあり、熊本電気鉄道へ譲渡され、01形として昨年度末にデビューした。おもに上熊本~北熊本間で営業運転に就いている。
これら2両に加え、今年度は新たに01-135号車・01-635号車の2両も熊本電気鉄道へ譲渡されることに。これを記念し、東京メトロ銀座線01系01-135編成と熊本電気鉄道01形01-136編成による記念列車の同時運行が決まった。両編成に記念ヘッドマークを掲出し、銀座線浅草~渋谷間、熊本電気鉄道の上熊本~北熊本間で16日間にわたり運行される。検査などの都合で運行されない時間帯もある。
今回の発表で、東京メトロ・熊本電気鉄道は記念列車の駅構内での撮影などに関して、「一般のお客様に限り可能」としている。「軌道内や立入禁止区域への立ち入りはおやめください」「ホーム柵やホーム上の白線から外側へ乗り出しての撮影はおやめください」「フラッシュや照明の使用はおやめください」などの注意事項を守って実施するように呼びかけており、その場の状況によっては撮影を断る場合もあるとのこと。