米Appleが4月27日(現地時間)に発表した2015年度第2四半期(2015年1月-3月)決算は、売上高・利益ともにアナリストの予想平均を上回った。iPhoneとMacが1-3月期の販売台数記録を更新、App Storeの売上高が過去最高だった。

売上高は580億1000万ドルで、前年同期比27%増。純利益は33%増の135億6900万ドル(1株あたり2.33ドル)。粗利益率は40.8% (前年同期は39.3%)だった。Thomson Reutersがまとめたアナリストの予想は売上高561億ドル、1株利益が2.16ドルだった。

3月期にAppleは、3月に感圧タッチトラックパッドを搭載した13インチの「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を発売、11インチおよび13インチの「MacBook Air」を第5世代Intel Coreプロセッサ搭載モデルにアップデートした。

iPhoneは販売台数が6117万台(前年同期比40%増)。売上高は402億8200万ドル(55%増)。Appleの売上高の69%がiPhoneからもたらされたことになる。

iPadは販売台数が1262万3000台で前年同期比23%減。売上高は29%減の54億2800万ドル。減少に歯止めがかからない状態が続いているが、日本では3月期の過去最高の販売台数を記録。中国では過去最高だった。

Macは販売台数が456万3000台で前年同期比10%増、売上高は56億1500万ドルで2%増。3月期はMacの売上高がiPadを上回った。

iTunes Store、App Store、Mac App Store、iBooks Store、AppleCare、Apple Payなどを含むサービス事業は、売上高49億9600万ドルで前年同期比9%増だった。iPod、Apple TV、Beats Electronics製品、Appleブランドのアクセサリなど、「その他の製品」は売上高16億8900万ドルで前年同期比10%減。

地域別では、中国が売上高168億2300万ドルで71%増。122億400万ドルだった欧州を抜いて2番目に大きなApple製品市場になった。

2015年度第3四半期 (2015年4月-6月)については売上高460億-480億ドル。38.5-39.5%の粗利益率を予想している。