全研は27日、Webマガジン『瓦版』にて実施した貯金に関する調査結果を発表した。

同調査は、「正社員」「契約社員」「派遣社員」「パートタイマー」の4つの契約形態別に実施。まず、正社員について見ると、「100万円未満」が34%で最も多く、以下、「500万円以上」が21%、「100万円~200万円」が16%と続いた。また、「宵越しの金は持たぬ」、つまり貯金はせずに全部使うという人も6%いた。

正社員の貯金額(平均)

契約社員は、「100万円未満」が32%、「100万円~200万円」が16%、「500万円以上」と「宵越しの金は持たぬ」が同率の13%。正社員と比べて待遇面でやや劣る部分が反映されたと考えられる。

契約社員の貯金額(平均)

派遣社員は、「100万円未満」が58%で最多。以下、「500万円以上」が21%、「宵越しの金は持たぬ」が16%と続いた。同調査は「より多様な人材が揃う派遣だけに、これまでに蓄財した人も含まれているから、ということも考えられる」と分析している。

派遣社員の貯金額(平均)

パートタイマーは、「100万円未満」が53%、「100万円~200万円」が17%、「宵越しの金は持たぬ」が9%、「200万~300万円」が6%、「300万円~500万円」と「500万円以上」が同率の5%と、幅広い分布となった。

パートタイマーの貯金額(平均)

調査期間は2015年3月17~4月6日、有効回答は879人。