丸松製茶場は4月29日、静岡県菊川市にカフェ「san grams green tea & garden cafe(サングラム グリーンティー&ガーデンカフェ)」をオープンする。
同社は、静岡県で茶の生産が盛んな牧之原台地において、100年以上にわたり製茶に携わってきたという。今回オープンする店舗は、茶を楽しむだけではなく、茶の淹(い)れ方や"おもてなし"、飲み比べなどの茶文化を発信するカフェとなる。
店内では、渋みが少なく甘みが強いという"菊川産深むし茶"を中心に、「シングル茶」や世界各地の茶など18種類を常時取りそろえる。それらをそれぞれの茶葉に適した淹れ方で提供するとのこと。
なお、「シングル茶」とはブレンドする前の茶のこと。一般的な茶はいくつかの生産家の茶葉をブレンドしているが、シングル茶はブレンド前の各茶葉の個性にあった製茶法で仕上げている。そのため、生産家によって異なる味わいが楽しめるという。
また、お茶うけとして、深蒸し茶やほうじ茶を使用したひとくち菓子も取りそろえる。そのほかにも、地元で採れた新鮮な野菜や、静岡ならではの食材を使用したメニューも提供。深蒸し茶やほうじ茶を用いた「お茶漬け」など、お茶のおいしさが楽しめるメニューも用意するという。
店内では、「シングル茶」の茶葉の販売も行う。パッケージには、産地・生産家・味の特長・淹れ方などを記載した。そのほか、折り紙をイメージしたパッケージに入った菓子も販売する。
なお、店内は全面ガラス張りとなっており、200種の花や草木を植えたガーデンスペースを望めるという。営業時間は10:00~20:00で、年中無休となる。