花粉症患者は、アレルギー症状でさまざまな悩みを抱えている。そして、そのアレルギーは時と場所を選ばず襲ってくるから非常にやっかいだ。今まで幾度となく、花粉症に泣かされた経験がある人も少なくないだろう。
そこで、花粉症に悩むマイナビニュース会員300人に「花粉症にまつわる悲惨話」を聞いてみたので、今回はその中から仕事や学業にまつわるものを紹介しよう。
Q.花粉症による最も悲惨な体験談を教えてください
■試験中に……
・「学生時代の期末テストの時期で、頭が本当に働かなくてテストが大変だった」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「試験中にくしゃみの鼻水が答案用紙に飛び移ってしまった」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「高校入試のとき、花粉症がひどくて問題文が全く頭に入ってこなかった」(21歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「TOEICの試験でくしゃみがとまらず、リスニングがまったく聞き取れなかった」(30歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■就活にも悪影響
・「面接のときに花粉症のせいで泣いているように思われた」(21歳女性/その他/その他)
・「面接の途中にくしゃみが止まらなくなった。集中できずに撃沈」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「就職活動中の面接時に顔が湿疹だらけで困りました」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「採用試験の日にぼろぼろで集中力がなかった」(29歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
■仕事に多大な支障が出る
・「仕事中にくしゃみが止まらず、皆に心配をかけてしまった」(31歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「目が痛くてパソコンがちゃんと見えてないのに処理してしまい、大きなミスにつながった」(26歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「大事な会議で鼻水とくしゃみが止まらずに、上司に怒られた」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「しーんとした会議で重大な議題を上司が話しているときに、くしゃみが止まらなかった」(26歳女性/食品・飲料/技術職)
・「仕事の成果発表会が鼻声、鼻水、くしゃみのせいでまともに発表できなかった。レジュメで読んでもらうことで、短時間で切り上げざるをえなかった」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「夜眠れず、大事な会議で居眠りしてしまった」(27歳女性/商社・卸/事務系専門職)
■もう悪夢としか言えない
・「薬を服用して、それでも鼻水がひどくて苦しい思いをしながら副作用でふらふらしていたら、前にいた職場の上司に『やる気がないならやめろ』と言われ、しかも人事に通告されたこと」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「鼻水がいつの間にかたれていてPCを壊した」(46歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)
・「接待中に花粉症のくしゃみで相手に汁が飛んで激怒された」(32歳男性/金融・証券/専門職)
・「異動で、スギ・ヒノキの人工林の中が職場になったときは本当に毎日つらかったです」(35歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
■総評
仕事や学業にまつわる花粉症の悲惨エピソードでは、就職活動での採用試験中にアレルギー症状に泣かされたという意見が目立った。就活における筆記試験や面接は、自分の人生を左右しかねない大事な"勝負"。そんなときにくしゃみや目のかゆみが止まらなければ、集中できるはずがない。社会人も同様に、花粉症のせいで「ここぞ」というときに失敗するのは避けたいはずだ。
花粉症は一度発症してしまうと、その症状を根治させるのはなかなか難しい。ただ近年は、長期間の症状緩和が期待できる免疫療法も出てきている。医師と相談してこれらの治療法をうまく活用することで、職場や学校で遺憾なく自分の実力を発揮できるように努めてみてはいかがだろうか。
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調査時期: 2015年1月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性117名 女性183名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート