北陸新幹線長野~金沢間が開業した14日、富山駅では新駅舎(南口)が供用開始され、旧JR北陸本線はあいの風とやま鉄道に。富山地方鉄道市内電車の新たな停留場も開業した。
北陸新幹線富山駅は2面4線の高架駅で、東京~金沢間直通列車「かがやき」「はくたか」はすべて停車し、金沢方面へ「つるぎ」も発着する。高架下の新駅舎に新幹線の中央改札口とあいの風とやま鉄道・JR高山本線の改札口(仮設)が設置されたほか、新たな商業施設「きときと市場とやマルシェ」「クラルテ」もオープンした。
富山地鉄の市内電車も北陸新幹線富山駅の高架下へ延伸され、新たに富山駅停留場が開業。北陸新幹線から市内電車への乗換えが容易になった。富山駅停留場には1~3系統のすべての電車が停車し、環状線(3系統)「セントラム」も同停留場で折り返す。1・2系統に使用される「サントラム」も、市内電車のダイヤ改正に合わせ、1編成追加投入されたとのこと。
なお、市内電車の旧富山駅前停留場は「電鉄富山駅・エスタ前」に変更。あわせて旧新富山停留場も「富山トヨペット本社前(五福末広町)」に変更されている。
富山駅周辺では今後、在来線(あいの風とやま鉄道・JR高山本線)ホームも高架化され、富山地方鉄道市内電車と富山ライトレールの南北接続も実現する予定だ。駅前広場や自由通路も整備され、駅南北で一体化したまちづくりをめざすという。