"ムツゴロウさん"こと作家で動物研究家の畑正憲氏が、4日に放送されたTBS系トーク番組『オトナの!』(毎週水曜25:46~26:16)に出演し、ライオンに指を噛まれたエピソードを語った。
かつて番組の収録中、ライオンに指を噛まれて右手中指の第1関節を失った畑氏。MCのユースケ・サンタマリアが「スタッフに知らせずに収録を続行したそうですね」とその話題に触れると、畑氏は「ディレクターが女性で、後でビデオを見て泣いて泣いて」とスタッフから必死に謝られた当時を振り返り、「痛いですよ、それは。痛いけど本当に痛い時は痛みを感じない」と説明した。
事故直後、第1関節の骨が露出していたことから収録を終えて救急病院に行き、「このままでは生活ができない」という理由で骨の切除を希望。「何をやったんですか!」と驚く医師に、畑氏は「猫の大きいやつに(笑)」と冗談で返したという。畑氏はその状況を「ニコニコ笑って切ってもらった」とうれしそうに思い返した。
収録を終えてライオンに「お前、許すから来いよ」と語りかけるも、「絶対に来なかった」と残念がる畑氏。「悪いと思っていたんですね」と穏やかな表情で語り、きれいな傷跡を見せながら「きれいでしょ? ツルツルでしょ? 免疫力あるんですね」と感慨深げに語っていた。