NECパーソナルコンピュータは20日、同社製ノートPC「LaVie Note Standard」シリーズのフラッグシップ機「NS850/AAB」と「NS750/AA」を、2015年春モデルとして発表した。

価格はオープン。税別の店頭予想価格は「NS850/AAB」が229,800円前後、「NS750/AA」が204,800円前後。1月下旬に発売する。

NS850/AAB

「NS850/AAB」および「NS750/AA」は、同社ノートPCの最上位シリーズ「LaVie L」の後継機。きょう体を1年半ぶりに刷新したほか、上位モデルでは4K解像度のタッチ対応IGZO液晶やNFC、インテルのRealSense 3Dカメラなどを搭載する。

従来より3.5mm薄型化した新きょう体では、スピーカー部を包み込むように折り返すデザインを採用し、折り返しの部分に光沢感あるクロムメッキをデザインした。キーボードはキー全体に薄い板面を敷きキーが浮いてみえる「フローティングキーボード」を搭載。パームレストは防指紋・抗菌仕様となる。

キーボード上部に配置されるショートカットボタン「ワンタッチボタン」では、新たに[画面オンオフ]ボタン、[+-]ボタンを追加。[+-]ボタンはユーザー側で機能を指定でき、デフォルト設定の音量のほか、輝度の変更などにも設定できる。

仕様面では、新たにBroadwellの開発コードで知られる第5世代Intel Coreを搭載した。これによりパフォーマンスやバッテリ駆動時間の向上などが図られた。ACアダプタも従来モデルから体積比47%に小型化している。また、搭載SDカードスロットは新たにUHS-IIに対応した。OfficeはOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。

NS850/AAB

NS850/AAB

「NS850/AAB」は、3,840×2,160ドットの4K IGZO液晶を採用した上位モデル。液晶はタッチパネルを採用するほか、写真や動画をPC・モバイルで連携できる「LaVieフォト」などで利用できるNFC、奥行きを認識するRealSense 3Dカメラなどを搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.40GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが1TB SSHD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)。OSはWindows 8.1 Update 64bit版。

通信機能は10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。

主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×3(うち1基はパワーオフUSB充電対応)、USB 2.0×1、RealSense 3Dカメラ/約200万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SD/SDHC/SDXC対応SDカードスロットなど。

本体サイズはW382×D270×H29.6mm、重量は約2.9kg。バッテリ駆動時間は約3.9時間(JEITA 2.0)。チルトホイール付きのBluetoothレーザーマウスが付属する。ボディカラーはクリスタルブラックのみ。

NS750/AA

NS750/AAB クリスタルブラック

NS750/AAR クリスタルレッド

NS750/AAW クリスタルホワイト

NS750/AAG クリスタルゴールド

1つ下の「NS750/AA」は、1,920×1,080ドットのフルHD液晶を備えたノートPC。上位の「NS850/AAB」から、NFC機能、RealSense 3Dカメラを省いたほか、メモリを8GB×1に、ストレージを約1TB HDDに変更したモデルとなる。このほかの主な仕様は上位モデルと同等。

本体サイズ・重量も上位モデルと同じ。バッテリ駆動時間は約4.0時間(JEITA 2.0)。カラーはクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイト、クリスタルゴールドの4色。