ニコンは1月14日、デジタル一眼レフカメラの新製品「D5500」を発表した。発売は2月5日で、価格はオープン。推定市場価格は、ボディ単体が89,000円前後、18-55mm VR II レンズキットが100,000円前後、18-140mm VR II レンズキットが130,000円前後、ダブルズームキットが135,000円前後(すべて税込)。

D5500 (18-55mm VR II レンズキット)

D5500はニコンDXフォーマットの有効2,416万画素CMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ。タッチパネル付きの3.2型のバリアングル液晶モニターを搭載しており、画面を左方向に180度展開、上下に270度回転させることが可能となっている。独自の「タッチFn(ファンクション)」機能により、光学ファインダーをのぞきながら、画面を親指でスライドしてフォーカスポイントを移動するといった操作を行える。

バリアングル液晶がタッチ対応となった

ボディのサイズはW124×D70×H97mm、重量は470g(バッテリーとSDカード含む)。モノコック構造とカーボン複合素材を採用することで、バリアングル液晶モニターを搭載したデジタル一眼レフカメラとして世界最小・最軽量を実現した(2015年1月6日同社調べ)。画像処理エンジンが「EXPEED 4」、CMOSセンサーが光学ローパスフィルターレス仕様、Wi-Fi機能を内蔵している点は、前モデル「D5300」と同様だ。

ボディカラーはブラックとレッドの2種類。パッケージはボディ単体のほか、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIをセットにした「18-55mm VR II レンズキット」、AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRをセットにした「18-140mm VR II レンズキット」、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIとAF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4-5.6G ED VRの2本をセットにした「ダブルズームキット」を用意する。なお、ボディ単体はブラックモデルのみの発売となる。

AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II装着時

AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR装着時

AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR装着時

D5500の主な仕様は、マウントがニコンFマウントで、撮像素子が有効2,416万画素のDXフォーマット(23.5×15.6mm)CMOSセンサー、シャッタースピードが1/4,000~30秒、対応感度がISO100~25600となっている。

ファインダーは視野率が約95%、倍率が約0.82倍、液晶モニターは3.2型・約104万ドット。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用する。動画は最大1,920×1,080ドット/60p、MOV(H.264/MPEG-4 AVC)形式での撮影が可能だ。

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