Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google Chromeチームは11月18日(米国時間)、「Chrome Releases: Stable Channel Update」において、Google Chrome安定版の最新版となる「Google Chrome 39」の公開を開始したと伝えた。最新版では、安定性とパフォーマンスを向上させるためのさまざまな改善が取り込まれているほか、脆弱性への対応、APIの追加、バグの修正などが実施されている。特にMac OS X版が64ビットバージョンにアップグレードされた点が注目される。

64ビットに対応したオペレーティングシステムが普及した現在においても、主要ブラウザのほとんどは長期にわたって32ビット版を提供してきた。しかし、2014年に入ってから64ビット版の提供が始まっており、今回のGoogle Chrome 39の提供開始によってMac OS X版も64ビットに対応したことになる。

ブラウザの64ビット対応のメリットとしては、パフォーマンスの改善が期待できる点が挙げられる。64ビット対応オペレーティングシステムを利用している場合、負荷が高い処理を実施するページなどで体感できるほど速度が向上している傾向がある。

したがって、64ビット版が提供されているブラウザの32ビット版を利用しているのであれば、使っているブラウザのバージョンなどを調べ、可能であれば64ビット版に移行することは価値があるだろう。