東芝は19日、Windows 8.1 with Bing搭載の10.1型タブレット「dynabook Tab S80/NG」を発表した。発売は12月下旬から順次。価格はオープンで、店頭予想価格は税別6万円台半ば。

dynabook Tab S80/NG

7月発表の10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50/23M」の上位モデル。新たに、ワコムと共同開発した「アクティブ静電結合方式」を採用し、専用の電磁誘導ペンで約0.2mm線という細かい文字の入力が可能となった。2,048段階の筆圧感知にも対応する。また、無線LANはS50のIEEE802.11b/g/nに加え、5GHz帯のIEEE802.11aにも準拠。背面のWebカメラも約500万画素から、約800万画素に強化された。

搭載ソフトウェアも強化され、ホワイトボードのメモや紙の資料を撮影後に補正・整形・テキスト化するアプリケーション「TruCapture V2」、デュアルマイクを採用した「TruRecorder」、手書きを活かしたノートアプリ「TruNote V2」などを搭載。また、新たにノートPCのセカンドディスプレイとして利用できる「東芝スクリーンミラーリング for Windows PC/タブレット」も搭載する。

センサーはGPS、電子コンパス、ジャイロ、加速度を搭載。通信機能は先述のIEEE802.11a/b/g/n無線LANのほか、Bluetooth 4.0も内蔵。インタフェースはmicro USB 2.0×1、ヘッドホン出力、microSDカードスロットなど。

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F (1.33GHz)、メモリがDDR3L-1333 2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics (CPU内蔵)、ディスプレイが10.1型液晶(1,280×800ドット、タッチ対応)。

本体サイズはW258.8×D175.0×H9.1mm、重量は約565g。バッテリ駆動時間は約7.0時間 (JEITA 2.0) / 約9.5時間 (JEITA 1.0)。Microsoft Office Home&Business 2013が付属する。

上側面

下側面

右側面

左側面

合わせて、Bluetoothキーボード付属モデル「dynabook Tab S90/NG」も同時発表した。付属キーボードはキー数87キー、キーピッチ17.5mm、キーストローク1.5mmで、ジャスチャ操作対応のタッチパッドも備える。主な仕様はS80と同等。価格はオープンで、店頭想定価格は税別7万円台前半。このほか、8型の「dynabook S60/NG」も発表されている。

dynabook Tab S90/NG