LenovoとGoogleは30日(米国時間)、LenovoがGoogleからMotorola Mobilityの買収を完了したと発表した。これに伴い、LenovoはMotorolaブランドと「Moto G」「Moto X」といったMotorolaの製品群に加え、約3,500名の従業員を取得し、世界で3番目に大きいスマートフォンメーカーとなる。

LenovoのMotorola買収は2014年1月に発表済みで、買収額は29億1,000万ドル。Lenovoがブランドと製品群を取得する一方、GoogleはMotorolaが持っていた特許を引き続き所有し、Lenovoにライセンス供与を行う。

また、今回の買収完了に合わせて、レノボ・ジャパン代表取締役社長のロードリック・ラピン氏が「Motorola製品は成熟市場にマッチしていることもあり、今回の買収によってレノボは、日本のスマートフォン市場への将来的な参入の可能性に向けて、戦略的な形で計画を練ることが可能になります。日本という独自性が高く、重要な市場でこれまでのパートナー様だけでなく、新たなパートナー様とも協業していけることを楽しみにしています」とコメントを発表。

日本のスマートフォン市場への参入に含みを持たせた発言だが、同社の広報部に対する取材では、日本での展開について「未定」としている。