電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2014年9月のPC国内出荷実績を発表した。9月単月のPC出荷台数は前年比20.1%減の86.5万台で、6月以降4カ月連続で前年比二桁ダウンとなった。

JEITA発表資料「2014年9月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

9月単月における全体の出荷台数は前年比79.9%の86.5万台。タイプ別の内訳は、デスクトップPCが同66.2%の20.6万台、ノートPCが同85.5%の66.0万台だった。全体の出荷台数においてノートPCの比率は76.2%を占めた。

9月単月における全体の出荷金額は前年比84.5%の651億円。そのうち、デスクトップPCは同68.5%の150億円、ノートPCが同90.8%の501億円だった。台数、金額ともノートPCに比べ、デスクトップPCの落ち込みがより顕著にみられる。

また、2014年度第2四半期(7~9月)と上半期(4~9月)の実績も発表された。第2四半期の出荷台数は前年比79.5%の214.5万台、出荷金額は同82.8%の1,636億円。上半期の出荷台数は前年比95.7%の477.4万台、出荷金額は同100.9%の3,767億円だった。

2014年度第1四半期(4~6月)まではWindows XP特需により、前年同期実績を上回っていたが、第2四半期(7~9月)ではその反動が現れ、5四半期ぶりに前年割れとなった。

この統計の参加企業は、アップルジャパン、NEC、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計10社。