オリンパスイメージングは9月16日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1」に、新ファームウェアを搭載したシルバーボディのモデルを追加した。発売は10月下旬で、価格はオープン。推定市場価格はボディ単体(※)で税別140,000前後。 ※ボディキャップレンズ「BCL-1580」が標準付属
「OM-D E-M1」は、2013年9月に発表された、同社ミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機。有効1,628万画素Live MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePicVII」、倍率0.74倍・約236万画素のEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、防塵・防滴・耐低温性能を備えている。
今回発表されたシルバーモデルではファームウェア ver.2.0により、プロのスタジオ撮影に欠かせないパソコンからの「カメラコントロール機能」、シフトレンズのように台形補正や遠近感強調効果を確認しながら撮影できる「デジタルシフト機能」、星の光跡をライブビューを見ながら撮影できる「ライブコンポジット機能」、新アートフィルター「ヴィンテージ」と「パートカラー」などが追加される。
なお、既存のOM-D E-M1もファームウェア ver.2.0にアップデートすることで、これらの新機能を利用可能となる。ファームウェア ver.2.0では、EVFの表示タイムラグも改善され、従来の0.029秒から0.016秒に高速化される。
OM-D E-M1の主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.3×13mm)・有効1,628万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒。背面のモニターは約104万ドット・3型のタッチパネル式液晶、本体サイズはW130.4×D63.1×H93.5mm、重量は本体のみで約443g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約497gとなっている。