リコーイメージングは9月11日、防水アクションカメラ「RICOH WG-M1」を発表した。発売は10月中旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は3万円台後半(税別)。

「RICOH WG-M1」

本格的な防水性能を備えるデジタルカメラ「WG」シリーズの新モデルに位置付けられ、アウトドアスポーツなどの一人称動画を撮影するのに適したウェアラブルタイプのアクションカメラ。水深10mで1時間の撮影が可能なIPX8、JIS保護等級8相当の防水性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、2mの高さから落としても動作する耐落下衝撃性能、マイナス10度の寒さで動作する耐低温性能をハウジングケースなしで実現している。

カメラ機能については、高感度、低ノイズ特性に優れる有効約1,400万画素のCMOSセンサーを採用。1,920×1,080ドット/30fpsのフルHD動画と、高精細な静止画撮影が可能となっており、電子式手ブレ補正によりなめらかな動画撮影を行える。動画の記録形式はH.264で、長時間の撮影も可能だ(1回の記録時間は最長25分)。

画面内に動く被写体を検知すると動画撮影を開始する「動体検知録画」、5分または10分ごとにファイルを作成しながらエンドレスで撮影を行う「エンドレス録画」、スロー再生動画を撮影する「高速モード」、微速度動画撮影により短縮映像に仕上げる「タイムラプス動画」など、多彩な動画機能を有する。画角は動画撮影時で最大137度、静止画撮影時で最大160度となっており、さらに「ミディアム」「ナロー」「水中」を加えた4種類の画角を選べる(水中を選択した際は、動画で最大90度、静止画で最大97度となる)。

Wi-Fi接続機能を内蔵し、撮影した画像をスマートフォンやタブレット端末から確認したり、リモート操作を行ったりすることが可能だ。画像をスマートフォンやタブレット端末へワイヤレス転送することも可能。なお、連携にはスマートフォンやタブレット端末への専用アプリのインストールが必要となる。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,400万画素・1/2.3型CMOSセンサー、レンズが焦点距離約16.8mm(35mmフィルム換算時)の固定単焦点、F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO800となっている。本体上部には撮影した画像や動画を確認できる1.5型・約11.5万ドットの液晶モニターが備えられている。記録メディアはmicroSD/SDHCメモリーカードが利用可能なほか、記録形式は静止画がJPEG、動画がH.264(MOV)。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、静止画は約350枚、動画は約150分の撮影が可能だ(CIPA準拠)。

サイズは約W66.5×D89.5×H42.5mm(操作部材、突起部を除く)、重量は電池、メモリーカード、レンズプロテクター「O-LP1531」を含む状態で約190g、含まない状態で約151gとなっている。

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