EIZO、フレームレスデザインでマルチモニタに適した24.1型/23.8型IPS液晶

EIZOは9日、液晶ディスプレイ「FlexScan EV」シリーズの新製品として、24.1型WUXGA(1,920×1,200ドット)の「FlexScan EV2455」、23.8型フルHD(1,920×1,080ドット)の「FlexScan EV2450」を発表した。

9月19日より発売し、価格はオープン。直販サイト「EIZOダイレクト」の価格は、FlexScan EV2455が62,640円、FlexScan EV2450が41,040円。いずれも本体カラーはブラックとセレーングレイの2色だが、FlexScan EV2455のみ、EIZOダイレクト限定でホワイトモデルが用意されている。

両モデルとも、ベゼル幅が1mmというフレームレスデザインを採用(非表示エリアを加えた場合、FlexScan EV2455は6.2mm、FlexScan EV2450は5.3mm)。複数台を並べて使うマルチモニタに向く。ディスプレイの設定をPC側からコントロールできるユーティリティ「ScreenManager Pro」を使うと、マルチモニタ環境でも1台のFlexScan EV2455(FlexScan EV2450)を設定するだけで、他のFlexScan EV2455(FlexScan EV2450)にも同じ設定を適用できる。同時に、本体の薄型化、スタンドの小型化、前面ボタンの段差や溝をなくしたフラット化を図り、フレームレス表示による視認性や映像への没入感を高めた。

疲れ目を軽減する機能としては、低輝度時に画面のちらつきをカットする「EyeCare調光方式」、最適な輝度に自動調整する「Auto EcoView」、ブルーライトの発生を大幅に減らす「Paperモード」などを備える。また、ユーザーの離着席に連動して電源オンオフを自動で行う、人感センサーによる省電力機能「EcoView Sense」を持つ。

24.1型FlexScan EV2455の主な仕様は、液晶パネルがIPS方式、画面がノングレア(非光沢)、解像度がWUXGA(1,920×1,200ドット)、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、中間階調域の応答速度が5ms(オーバードライブ搭載)、視野角が水平垂直とも178度。最大表示色は8bitの約1,677万色で、10bitのルックアップテーブルを搭載している。

映像入力インタフェースは、HDCP対応DVI-D、DisplayPort、HDMI、D-Subの4系統。USB 3.0ハブ×2ポートと、1W＋1Wのステレオスピーカーを内蔵する。スタンド機能は、チルトが上35度/下5度、スウィーベルが344度、高さ調節は131mm、縦回転(ピボット)が右90度/左90度。VASAマウント100mmに対応する。消費電力は最大49W、EIZO実測の標準値で13W。本体サイズはW530.8×D233×H357.2～488.2mm、重量は約6.5kg。

23.8型FlexScan EV2450は、解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)、輝度が250cd/平方メートル、スタンドの高さ調節が140mmとなる。消費電力は最大47W、EIZO実測の標準値で12W。それ以外の主な仕様は、FlexScan EV2455とほぼ共通。本体サイズはW537.6×D233×H333.5～473.5mm、重量は約6.2kg。