JR東海は26日、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画について、全国新幹線鉄道整備法第9条にもとづき、国土交通大臣に認可申請することを決定した。
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JR名古屋駅。中央新幹線の駅が併設されることに |
同社によれば、今回は工事実施計画(その1)として、隧道・橋りょう・停車場などの土木建造物を中心に申請し、電灯・電力線路や車両などの開業設備については、工事実施計画(その2)として工事内容が確定した段階で申請するという。工事実施計画(その1)の工事費は4兆158億円、工事実施計画(その2)の見込み額を合算した総工事費は5兆5,235億円。
品川・名古屋間の線路延長は285.6kmで、うち約86%にあたる246.6kmをトンネルが占める。併設となる品川駅・名古屋駅の他に、神奈川県(相模原市緑区橋本)・山梨県(甲府市大津町字入田)・長野県(飯田市上郷飯沼)・岐阜県(中津川市千旦林字坂本)にそれぞれ駅を新設し、神奈川県相模原市に関東車両基地(仮称)、岐阜県中津川市に中部総合車両基地(仮称)を設置する。完成予定時期は2027(平成39)年とされている。
あわせて予定運行図表も公開された。列車設定時間帯は6～24時、列車種別として速達型および各停型が設定され、速達型の品川～名古屋間における到達時間は約40分とのことだ。
