NEXXは26日、5カ国語の認識が可能な手書き専用タブレット「ハンドライティング認識タブレット」3種類を発表した。ユーザー個人の手書きの癖を、人工知能内蔵エンジンで学習していき、高精度な文字認識が特徴。同日より直販サイトなどで受注開始する。価格は税別8,800円から。
今回発売する製品は、Windows専用の「Handwriting Tablet–EZ Handwriter」(NTBL-610)、卓上型でWindows / Mac両対応の「Handwriting Tablet–YoYo」(NTBL-620)と「Handwriting Tablet–Lohas」(NTBL-630)の3種類。
いずれも、日・英・中(繁体・簡体)・韓の5カ国語の認識が可能。具体的には日本語の漢字、カタカナ・ひらがな・記号と数字、英語アルファベット、中国語23,000の繁体・簡体文字、4,941の特別香港文字、韓国語の認識が行え、Unicodeもサポートする。
手書き文字は、草書体・行書体など崩した文字や自己流に崩した文字、アルファベットの筆記体も認識する。入力後はパッド上に認識結果と、5つの候補文字が表示され、認識結果が間違っていた場合、候補文字の中から正しい候補を選択できる。7文字の入力が終わると、自動的に指定エディタへ文字が転送されるため、いちいち手書きデータを送信するボタンを押す必要はない。指定エディタへは、手書き署名を入力させることもできる。
本体には、認識結果の修正を行うごとに、内蔵データベースがユーザー個人の筆跡の癖を登録し、筆跡の特徴に応じた認識結果が表示されるような学習機能が組み込まれている。良く使う文字を個々にアプリケーションに記憶させ、文字コードとのマッチングを行わせることで、該当文字の認識率を上げることもできる。
筆跡種類は、サインペン、マーカー、チョーク、毛筆、サボテン、ブラシなど7種類から、文字色は白黒モードとカラフルモードから選択できる。文字の太さも選択可能。
Windows専用の「Handwriting Tablet–EZ Handwriter」(NTBL-610)は、150gと軽量で、PCへのUSB接続だけでプログラムが実行できる、携帯性の高い製品。価格は税別11,800円。
「Handwriting Tablet–YoYo」(NTBL-620)は普及モデルで税別8,800円。「Handwriting Tablet–Lohas」(NTBL-630)はハイエンド向けモデルで税別12,800円。