Gabaはこのほど、小学生または中学生の子供を持つ20歳~59歳の男女1,000人を対象に実施した「小中学生の教育とコミュニケーションに関する保護者調査」の結果を明らかにした。調査期間は5月30日~6月6日。
まず、子供にスマートフォンやタブレット端末を持たせているかを聞いたところ、持たせているのは、小学生低学年ではスマートフォンが2.4%、タブレット端末が5.1%、小学生高学年ではスマートフォンが7.8%、タブレット端末が9.3%、中学生ではスマートフォンが34.4%、タブレット端末が17.1%となっている。
持たせている人の意識を見ると、「持たせてもよいと思っている」(スマートフォン59.7%、タブレット端末57.1%)、「本当は持たせたくない」(スマートフォン40.3%、タブレット端末42.9%)となった。
次に、子供が自宅での勉強時にスマートフォンやタブレット端末を使用しているか尋ねると、全体では「よく使用している」「時々使用している」を合わせた「使用している」との回答は、スマートフォンでは11.3%、タブレット端末では11.2%であった。また、パソコンについては27.0%となった。
スマートフォンやタブレット端末を子供に持たせている保護者のみの回答を見ると、スマートフォンでは47.0%、タブレット端末では55.3%が「使用している」との結果となった。
また、子供がタブレット端末を使って学習することに対してどのようなイメージを持っているか尋ねたところ、期待していることとしては、「楽しんで勉強できる」(43.6%)が最も多く、「ネットに接続でき、すぐに調べ物ができる」(32.0%)、「動画や音声も使え、教材の幅が広がる」(29.9%)、「ITリテラシー(ITを使いこなす力)が身につく」(20.3%)が続いた。
一方、不安なこととしては、「ゲームばかりする」が67.5%で最多となり、「ネットトラブルに巻き込まれる」(56.0%)、「ネット閲覧ばかりする」(50.8%)は半数以上が不安なことに挙げている。そのほかにも「(宿題をコピペするなど)間違ったネットの使い方を覚える」(30.1%)、「これまで以上にお金がかかる」(27.5%)といった回答も見られた。