ドゥカティジャパンは5日、東京・新木場のSTUDIO COASTにて、「MONSTER1200 National Launch」を開催した。永井大さん、釈由美子さんが登壇したほか、カプコンのゲームソフト『モンスターハンター』シリーズとのコラボモデルも発表された。

ゲストで登壇した永井大さんと釈由美子さん。「MONSTER1200」にまたがってのフォトセッション

同社は7月から、最新型「MONSTER1200」「MONSTER1200 S」の取扱いを開始する。約20年間で27万5,000台以上を販売し、ドゥカティのアイコンといえる「モンスター」シリーズの最新モデルで、昨年11月にミラノで開催された「EICMA 2013 国際モーターサイクルショー」では、「世界で最も美しいバイク」に選ばれた。

第2世代に進化したテスタストレッタ11°デュアルスパークエンジンにより、最高出力126hp/7,250rpmを発揮。「TFTデジタル・インストルメントパネル、最高峰のエルゴノミクスなど、純粋なスポーティング・キャラクターとライフスタイル・モーターサイクルとしての洗練性を高次元でバランスさせている」(ドゥカティ)とのこと。

「MONSTER1200 National Launch」の会場となったSTUDIO COASTでは、ロビーの天井から「MONSTER1200」が吊るされ、自由にまたがれるモデルも展示。トークセッションでは、ゲストの永井さんと釈さんによるタンデム(2人乗り)も実現した。大型バイクにも乗るという永井さんとは対照的に、釈さんからは、「シートベルトはいらないですよね?」「これってオートマですか?」などと質問が。これには永井さんも苦笑いだった。

実際にまたがり、エンジンを吹かしてみての感想を、「乗り心地がいい。1,200ccなのにボディがコンパクトで、軽さを感じます」「やさしいタッチのエンジン音だけど、吹かすと馬力も感じますね」と永井さんはコメント。釈さんはエンジン音と振動に驚いた様子で、「すごい! お尻に振動が伝わります。迫力が違いますね」。そんな釈さんも運転席にまたがることになり、「後ろに乗るのと全然景色が違う! 」と興奮気味に話していた。

「MONSTER1200 モンスターハンターバージョン」も披露された

(写真左から)カプコンの辻本良三氏と、ドゥカティジャパンの加藤稔氏

トークセッションの後には、『モンスターハンター』とコラボした「MONSTER1200 モンスターハンターバージョン」も披露された。「MONSTER1200」の赤のボディに、『モンスターハンター』の代表的なモンスター「リオレウス」の赤が融合。細部までハンドペイントによる塗装にこだわり、職人の卓越した技術で躍動感ある色彩を再現したという。

カプコンのプロデューサー、辻本良三氏によれば、「リオレウスは赤い炎を吐くのが特徴で、(コラボモデルの)デザインにも入れてもらいました。上から見ると、真ん中に黒っぽい模様が入っていて、これはリオレウスの背中のカラーリングをイメージしています。リオレウスにまたがる感覚で乗れると思います」とのこと。5日から受注生産のための予約が開始されており、ドゥカティジャパン代表取締役社長の加藤稔氏も、「10月末日まで受け付けた後、受け付けた分だけハンドペイントで描きます。一点物ですよ」と紹介していた。

価格は、「MONSTER1200」156万円、「MONSTER1200 S」181万円、「MONSTER1200 モンスターハンターバージョン」181万円(すべて税込)となっている。

「MONSTER1200 モンスターハンターバージョン」

「MONSTER1200 National Launch」会場の様子など