リクルーティング スタジオは5月28日に、「戦国村を作ろう」アプリAndroid版をリリースした。このリリースにあわせ、月間400万アクセスがある「名字由来net」アプリと「名字由来net(Web)」から「戦国武将名字ランキングベスト30」を発表している。

「戦国武将名字ランキングベスト30」。名前の漢字表記は「戦国村を作ろう」アプリに登場人物に合わせている

秀頼自刃で豊臣の宗家は滅んだが……

調査対象は、電話帳データをもとに実世帯が確認できるもののみを集計。「戦国村を作ろう」アプリに登場する武将の一部をランキングの対象とし、人数の少ない順に抽出している。

「戦国武将名字ランキングベスト30」で1位となったのは「長宗我部(ちょうそかべ)」氏。「長宗我部」姓は全国におよそ20人という非常に珍しい名字であり、「長宗我部元親」は現在の高知県である土佐の戦国武将。ルーツは現高知県である土佐国長岡郡宗我部郷とも言われている。

また、3位には天下統一を果たした「豊臣秀吉」の名字、「豊臣」氏がランクイン。全国人数はおよそ50人とされている。秀吉の子秀頼が大阪城で自刃したため、豊臣の宗家は滅んだものの、現在でも東京都、千葉県、埼玉県に少数いるようだ。戦国時代の後およそ260年続いた江戸幕府の将軍家「徳川」氏は10位。ルーツは上野国新田郡得川の地名から起こったとされ、佐賀県、広島県、大阪府、東京都など全国にみられる。

ほかにも、1582年6月2日の「本能寺の変」の首謀者とされる「明智光秀」の「明智」氏は7位にランクイン。その一方、「織田信長」の名字「織田」氏は全国におよそ3万5,200人いるため、ベスト30圏外となった。