トヨタ自動車は12日、コンパクトカー「ラクティス」のマイナーチェンジを行って発売した。今回のマイナーチェンジでは、内外装の意匠変更や新開発1.3L高熱効率・低燃費エンジン採用などの改良を実施している。価格は、161万5,091円~195万4,800円。
エクステリアでは、プロジェクター式ヘッドランプやLEDクリアランスランプを採用したほか、リヤコンビネーションランプの形状を変更。また、フロントグリルへのめっき加飾も施されており、精悍な印象を付与したという。そのほか、「S」グレードでは新デザインのホイールを採用し、外板色は新色「ブロンズマイカメタリック」を含む全9色の設定とした。
インテリアは、センタークラスターにブラックメタリック塗装を施し、メーターフードやセンタークラスターのシボ加工のデザインを変更。今回新設定の「G"PRIME STYLE"」では、専用のシート表皮を設定したほか、ステアリングやシフトノブにシルバーステッチを施すなどの改良を加えている。また、全車のフロントドアガラスにスーパーUVカット・IRカット機能付ガラスを採用し、アイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)付車にはTFTマルチインフォメーションディスプレイを搭載。
1.3L車のエンジンは、ハイブリッド車に採用されていたアトキンソンサイクルのほか、「クールドEGR」や「VVT-iE」などを採用した新開発の高熱効率・低燃費エンジンを搭載して燃費性能を向上。「平成27年度燃費基準」を達成するとともに「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得し、エコカー減税の対象となっている。アイドリングストップ機能付車については、JC08モード走行燃費21.8㎞/Lの低燃費を実現した。