SMAP・木村拓哉主演の人気ドラマ『HERO』が、7月クールの月9(毎週月曜21:00~21:54)で放送されることが発表された。2011年に亡くなった児玉清さんが2001年のドラマで演じた次席検事・鍋島利光が、本作ではセリフに残る形で登場する。

7月スタートのドラマ『HERO』でヒロイン役を演じる北川景子

東京地検城西支部を舞台に、木村扮する検事・久利生公平とそこに所属するメンバーたちの群像劇を描いた同シリーズ。2001年の連ドラとして高視聴率を獲得し、2006年のスペシャルドラマ版の放送を経て、2007年には劇場版が公開された。木村はもちろんのこと、脇を固めるキャスト陣もその人気を支えてきた。

児玉さんが演じていたのが、東京地検の次席検事・鍋島利光。久利生の最大の理解者で、城西支部の検事たちを陰ながらいつも温かい目で見守っている。城西支部だけでなく、『HERO』という作品自体を唯一無二の存在感で支え続けた児玉さんに敬意が払われ、その鍋島が本作ではセリフに残る形で登場することが決定した。

亡くなった元次席・鍋島利光の後を引き継いで東京地検本部次席検事の任に就いたのが、牛丸豊役の角野卓造。強いものにひかれる体質や気の小ささはこれまでと変わらないが、城西支部部長時代以来、久利生のことをいざという時に支え続けている。また、鍋島次席検事のなじみで、久利生をはじめ城西支部の検事と事務官たちの行きつけのバー「St.George's Tavern」の「あるよ」が口癖のマスター・田中要次も引き続き出演。

また、末次隆之役の小日向文世、遠藤憲司役の八嶋智人も健在。その中で、久利生検事に振り回されながらも次第に成長していく事務官・麻木千佳役の北川景子をはじめ、田中雅史役の杉本哲太、支部最年少のルーキー検事・宇野大介役の濱田岳、紅一点の馬場礼子役の吉田羊、こわもての部長・川尻健三郎役の松重豊ら、新キャスト陣加わり、新たな『HERO』を作り上げていく。

プロデューサーの渡辺恒也氏は「フジテレビが作ってきたドラマの中でも『HERO』は特別な存在です」とした上で、新加入のキャスト陣について「"いかに『HERO』の世界に自然に溶け込めるか"ということでした。すでに撮影に入っていますが、まるで前から城西支部にいた人たちのように、それぞれ完璧に『HERO』の世界の一員となっています」とコメント。視聴者に向けて、「色々な魅力がつまった"新しくて変わらない"『HERO』を、楽しみにお待ちください。ご期待ください!」と呼びかけている。