ラティス・テクノロジーは4月17日、製品の複数バリエーションの工程検討を可能にした「XVL Studio Pro Ver.13.0」を、4月21日より販売開始すると発表した。

「XVL Studio Pro Ver.13.0」では、標準モデルに対し標準組立工程を定義し、バリエーションごとに工程を追加することができる。また、その工程ごとに、使用する部品・工具・工数や、組立方法の差異も3Dアニメーションとして単一のXVLで表現することも可能だ。これを利用して、標準モデルの標準工程から製品のバリエーションごとの工程を作成し、複数工程の作業性を同時に比較検証できる。そのほか、複数工程が表現できるという特徴を利用して、混流ラインに流れるバリエーション製品で共通に利用される工具の確認や、工数のばらつきの検討も可能となっている。

なお、バリエーション機能は当面の間、下位グレードのXVL Studio Standardでも利用できる。ラティス・テクノロジーは、日本の得意とする擦り合わせ型製品のバリエーションの工程設計を支援することで、日本の製造業のグローバル化に貢献していくとした。