映画『大人ドロップ』の初日舞台あいさつが4日、都内で行われ、キャストの池松壮亮、橋本愛、小林涼子、前野朋哉と飯塚健監督が出席した。
樋口直哉の同名小説を実写化した同作は、高校生たちの日常を描いた青春ムービー。高校3年生の浅井由(池松)は、ある出来事をきっかけに、幼馴染みの入江杏(橋本)を怒らせてしまう。心にモヤモヤを抱えた日々を送る中、杏が学校を辞めて引っ越してしまい、浅井は杏に会いに行く旅に出る――というストーリーで、映画は全国公開中。
主演の池松は、「伊豆にたくさんの力をもらった作品」とアピールし、親友・ハジメ役の前野は「(小林演じる)ハルちゃんが浅井くんを蹴るシーンが羨ましかった。喝を入れてくれる女性がいたら良いな」とニヤリ。そんな前野は、突然、池松から「前野さん結婚したんですよ」と一般女性と結婚したことを暴露され、「先月、籍を入れまして……。マイクなめちゃった」と大焦りするも、観客からの温かい拍手に照れ笑いしていた。
一方、その様子を微笑みながら見ていた橋本は、今春に高校を卒業したばかり。4月からは新生活となったが「全然、切り替わってない」と心境を語りつつ、卒業祝いで知人からテレビをもらったことを明かし、「1回もつけてないです(笑)。今年はテレビを見る年にします」と抱負を宣言。また、「久しぶりの出演で緊張したけど、映画って良いなと思った」と撮影を振り返った小林は、「映画と縁がある1年にしたい。必要ならば坊主でも」と並々ならぬ気合を見せていた。