1953年にエドモント・ヒラリーによって達成された、世界最高峰の山エベレスト初登頂を、『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフにより3D映像で再現した体験型山岳映画『天空の頂き 歴史を変えたエベレスト初登頂』(6月28日公開)の予告編がこのほど、公開された。

『天空の頂き 歴史を変えたエベレスト初登頂』の場面写真

1953年、世界各国が世界最高峰のエベレスト初登頂を目指す中、イギリスは女王エリザベス2世の参冠式を控え、国を挙げてその征服に挑戦。3月4日、イギリス最高の登山家11人とニュージーランド人の登山家2人、荷物運び362人で、人類未踏の標高8,848mへ向けて出発した。

その大部隊の一員として、ヒラリーとテンジンもエベレスト初登頂を目指した。装備トラブルや高山病など、エベレストの脅威を乗り越え、登頂を目前にした2人の前に、稜線をふさぐほぼ垂直の岩壁が現れる。ヒラリーは「ここはエベレストだ! 限界を超えても行け!」と自分に言い聞かせ、登ることを決意するが…。

今回公開された予告編では、1953年当時は、宇宙に行くことと同じくらい困難とされていた様子が実際の映像で映し出される。体が耐えられず死に至ることもある中、未踏の地ゆえにありえない様なルートをたどっていかないといけないなど、過酷な遠征隊の道のり、自然の驚異に立ち向かう人々の尽力が描かれている。そして、地上8,848mからの眺めも垣間見ることができる。

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