radikoは25日、同社が提供するIPサイマルラジオサービス「radiko.jp」で配信するラジオ番組をエリアフリーで聴取できる「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」を発表した。サービス開始は4月1日。従来「radiko.jp」では配信地域に応じて聴取できる放送局が決められており、例えば東京で北海道の放送局のラジオを聴取することはできなかった。

radiko.jp PC版Webサイト

「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」は、「radiko.jp」に参加しているラジオ局を国内どこにいても聴けるサービス。ただし一部の放送局と特定タレントの出演番組やスポーツ中継など、一部の番組は除かれる。

聴取ツールはPC向けWebサイトおよびモバイル用アプリ。PCおよびスマートフォンのWebサイトからプレミアム会員登録することで利用できる。サービスは月額350円(税別)の課金制で、登録初月は無料。聴取可能な放送局は、現在参加している民放ラジオ68局のうち60局。支払い方法は、クレジットカード、キャリア決済(ドコモ・au)、フレッツ・まとめて支払いの3種類。

配信エリア外でのラジオ聴取は、定期的に実施しているユーザーアンケートで特に強い要望があったとし、ラジオファンの期待に応える形で実現したという。これまで配信エリア外で聴取できなかった、プロ野球などのスポーツ中継やアーティスト出演番組などのほか、大規模災害時の必要情報を無料ユーザー含む全ユーザーに一時的に提供することも検討する。同社は当該サービスの提供を機に、新規参加局の増加やサービスエリアの拡大などを推進するという。