カネカ、末梢動脈閉塞性疾患の重症度を評価可能な皮ふ灌流圧測定装置を発売

カネカは1月28日、皮ふ表面に近い毛細血管レベルの血圧(皮ふ灌流圧:Skin Perfusion Pressure、SPP)を測定することで、足や手の動脈が動脈硬化によって狭くなったり詰まったりして血液の流れが悪くなることでさまざまな症状をひき起こす病気である「末梢動脈閉塞性疾患(PAD)」の重症度を評価することが可能な米Vasamed製の診断装置「PAD4000」の国内販売を1月20日より開始したことを発表した。

近年、SPP測定は、日本国内で890万人といわれる糖尿病の合併症としても知られる末梢動脈閉塞性疾患の重症度を評価する際に使用されており、中でも下肢切断につながる疾患である重症下肢虚血に対する評価として、ABI検査方法に加えて、併用されるケースが増えている。

同製品は、2007年より販売してきた従来機「PAD3000」の後継機で、従来機では本体のほか、操作用パソコン、専用架台が必要であったものが、小型・一体化が図られ、持ち運びが容易になったという。また、日本語表示が可能なタッチパネル操作を採用することで、簡便な操作法を実現した。

さらに、測定センサをカバーし固定するフィルムやカフカバーなどの専用消耗品を取りそろえることで、感染予防対策を充実させたほか、より簡便で安全な測定方法を可能にしたとする。

なお同社では、簡便な操作性と携帯性を備えた同製品を、重症下肢虚血の診断のみならず、予防的な診断のために使用する機会を増やすとともに、すでに事業展開しているPTAバルーンカテーテルや吸着型血漿浄化器など、PAD治療に使用される関連製品の使用機会増加を見込み、事業拡大を目指すとしている。

「末梢動脈閉塞性疾患(PAD)」の重症度を評価することが可能な装置「PAD4000」の外観と使用イメージ

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