JR東日本は24日、春の期間(3月1日から6月30日まで)に運転する増発列車の概要を発表した。寝台特急「あけぼの」をはじめ、臨時夜行列車も運転される。
上越線、羽越本線、奥羽本線などを経由し、上野~青森間で運転される寝台特急「あけぼの」は、利用者の減少と車両の老朽化を理由に、3月15日に実施されるダイヤ改正で定期列車での運転を取りやめ、多客期に臨時列車として運転されることが決まっている。
今回の発表によれば、臨時寝台特急「あけぼの」はゴールデンウィーク期間の運転とされ、使用する客車は24系6両編成(現在は24系8~10両編成)。EF64形およびEF81形が客車を牽引する。上り列車の運転日は4月24日から5月5日まで。青森駅を17時11分に発車し、上野駅には翌朝6時20分に到着する。下り列車の運転日は4月25日から5月6日まで。上野駅を21時33分に発車し、青森駅には12時19分に到着する。
臨時夜行列車はその他、春休み期間に快速「ムーンライトながら」「ムーンライトえちご」を運転。「ムーンライトながら」の使用車両は185系10両編成となり、下り列車は3月20~29日の運転で東京駅23時10分発・大垣駅5時51分着、上り列車は3月21~30日の運転で大垣駅22時49分発・東京駅5時5分着。「ムーンライトえちご」の運転日は上り・下りとも3月20~31日で、下り列車は新宿駅23時10分発・新潟駅4時51分着、上り列車は新潟駅23時39分発・新宿駅5時9分着。485系6両編成を使用する。
快速「ムーンライト信州81号」は189系6両編成で、運転日は3月7・14・20・28日と4月25日、5月2・3日。新宿駅を23時54分に発車し、白馬駅に翌朝5時40分に到着する。
JR東日本は3~6月にかけて、新幹線・在来線合わせて4,399本(新幹線1,994本、在来線2,405本)を増発。新幹線はゴールデンウィーク期間を中心に、新型車両E7系による長野新幹線の臨時列車をはじめ、各方面へ臨時列車を増発する。「新潟デスティネーションキャンペーン」(4月1日~6月30日)と「山形デスティネーションキャンペーン」(6月14日~9月13日)に合わせた臨時列車も運転され、新潟地区ではキハ40・48系3両編成による新しい列車「越乃 Shu*Kura」が登場する。