川崎重工は、米国現地法人のKawasaki Rail Car(KRC)を通じて、ニューヨーク市交通局(NYCT)向けの新型地下鉄電車「R188」を納入したと発表した。

R188は、地下鉄運行システムの運転効率・信頼性・安全性向上を図るため、R142A地下鉄電車をベースにしてCBTC(Communication Based Train Control)方式の列車制御システムを搭載した車両。構体製作はネブラスカ州のリンカーン工場、機器取付けと最終組立、試験をニューヨーク州のヨンカース工場でそれぞれ行った。

なお、同社は1982年からNYCTに地下鉄電車を納入しており、累計で2000両以上納入した実績があるとしている。