俳優・北村有起哉が、檀れい主演のフジテレビ系ドラマ『福家警部補の挨拶』(毎週火曜21:00~21:54)で、28日に放送される第3話にゲスト出演することが14日、明らかになった。
女優・壇れいが刑事役で主演を務める同ドラマは、犯人が先に明かされるところから始まる刑事コロンボ的な展開で、毎回の殺人犯のキャスティングが見どころの1つとなっている。第1話の殺人者は有名脚本家役として反町隆史、第2話は少女漫画家として富田靖子、第3話はフィギュア制作会社社長でフィギュア造型家の新井信弘役として北村有起哉が出演する。
北村演じる新井は、フィギュア大手玩具メーカーから人気アニメの新フィギュアの造型を依頼された矢先、過去の疑惑をもとにフリーの造形家・片桐仁演じる西村浩からゆすられ、追い詰められた末に撲殺。新井はうまくその場から姿を消し、容疑は西村の死後に彼のもとをたずねた中山祐一朗演じる小寺にかかるが、壇演じる福家警部補は新井に疑問を持ち、真実に迫っていく。
今回の北村の出演は「若手社長として成功したというプライドとフィギュアに対する秘めた情熱を併せ持った人物を演じていただくには、少年ぽさを残した大人の男性である北村さんがぴったりでした」という貸川聡子プロデューサーのオファーにより実現した。
北村は「視聴者の方は犯人が誰かわかってご覧になっているので、各シーンでの表情のさじ加減など表現の仕方が難しかったですね」と、犯人を先に明かす倒叙形式ゆえの難しさを明かした。また、壇れい演じる福家警部補の第一印象を「刑事らしからぬ違和感に驚いた」と振り返り、変わり者だと思っていた人間に「だんだん追い詰められイライラさせられたあげく最後には"いい加減にしてくださいよ"と言うセリフが効いていると思います」と、福家警部補とのやりとりの中で新井がつくられていった様子を語った。