仲間由紀恵と阿部寛の人気シリーズの完結編となる劇場版第4作『トリック劇場版 ラストステージ』の「オールナイTRICKイベント」とした上映会が、1月9日から10日の朝にかけてEXシアター六本木で開催。『トリック』の公式サイトで募集したテレビドラマの人気エピソードのベスト3と、劇場版最新作が一挙上映された。翌朝には、仲間由紀恵、阿部寛、池田鉄洋、堤幸彦監督が舞台あいさつに駆けつけた。

『トリック劇場版 ラストステージ』公開を記念した上映イベント「オールナイTRICKイベント」で舞台あいさつを行った仲間由紀恵(左)と阿部寛

仲間由紀恵扮する自称・超売れっ子天才美人マジシャン・山田奈緒子と、阿部寛演じる騙されやすい天才物理学者・上田次郎の凸凹コンビの活躍を描く「トリック」シリーズ。ファン投票で選ばれた3つのエピソードは、「母之泉」腸完全版と、「六つ墓村」超完全版、「死を呼ぶ駄洒落歌」腸完全版と、いずれも堤監督が手掛けたものだった。舞台あいさつは、昨晩のティーチインに続き、生瀬勝久扮する矢部刑事の部下・秋葉原人役の池田鉄洋がMCを務めた。

仲間は、長丁場を終えた観客に「14年間、みなさまが愛してくださったおかげで、こんなに長いシリーズを続けることができました」と感謝。阿部も「全員『トリック』に詳しい方々。この方々の顔を見られて幸せです」と大喜びし、「『トリック』は自分の歴史でもあって、素晴らしい出会いでした」と感慨深い表情を見せた。堤監督も「終わってしまうのは、本当に寂しい。こういう切ないエンディングになりました」と、言葉をかみしめた。

その後、「トリック」シリーズの裏話を炸裂させた4人。奈緒子の貧乳と、上田の巨根という設定の話題になると、堤監督は「"国民的貧乳"です」と振られた仲間。彼女は「やめてください! そんなこと初めて言われました」と大慌て。仲間は、爆笑するマスコミ陣にも「もっと他に書くことありますから!」と苦笑い。また、阿部の口からは、ゲスト俳優の北村一輝や東山紀之の撮影秘話が語られた。今回、オカマ役を演じた北村については「彼とは10年来のつきあいですが、今までの中で一番良かった。濃かったです」とほめ称えた。

さらに東山については「朝、マレーシアのホテルのジムへ行ったら、例の東さんの伝説の腹筋を目にして。毎日1000回やってるのを見て、その鼻息のすごさに驚きました」と言うと、会場は大爆笑。最後に仲間が、「最後の『トリック』をどかんと盛り上げていきたいので、よろしくお願いします!」と客席に訴えかけた。『トリック劇場版 ラストステージ』は、1月11日(土)より公開され、初日舞台あいさつも行われる。