Valveは8日、「SteamOS」ベータ版のalchemistアップデートをリリースした。AMDとIntelのGPUのサポートが含まれる。

SteamOSは、LinuxベースのゲーミングPC用OSだ。Valveが開発しており、同社が提供するゲーム配信プラットフォーム「Steam」に対応する。これまでSteamOSベータ版の対応グラフィックスはNVIDIAのみだったが、米ラスベガスで開催中のInternational CES 2014(1月7日-10日)において、Alienware、CyberPowerPC、Falcon、GigaByte、Zotacなど数多くのメーカーが第1世代のSteam Machine (SteamOS搭載ゲーミングPC)の開発を発表。IntelやAMDのグラフィックスの採用を表明したメーカーも多く、SteamOSによるサポートが間近と見られていた。

対応GPUの幅が広がったことで、自作Steam Machineも組みやすくなるが、ベータ版におけるサポートであり、しばらくは問題に見舞われる可能性が高い。AMDによると、alchemistアップデートに含まれるCatalyst 13.11 Beta V9.95ドライバでは、OpenGLアプリケーションで表示が乱れたり、SteamOSのユーザーインターフェイスの反応が遅くなるといった問題が確認されている。