この年末年始、世界的な動物カメラマンである岩合光昭氏の番組、「岩合光昭の世界ネコ歩き」の再放送がされていた。猫好きならば、ご覧になった方も多いことだろう。ところで、「ネコ歩きの番組を猫に見せると猫が夢中になる」と、ネットでは話題になっているとのこと。今回は、本当に猫が夢中になるのか、実験してみた。
今回実験に参加してくれたのは、「ケツにドライヤーを当てられた瞬間の猫の顔」でおなじみのケツドライヤー猫・空ちゃんだ。
実際に見せてみた
ソファの上でくつろぐ空ちゃん。うつらうつらと軽く眠っているようだ。
ところが。番組が始まったとたん、その表情は豹変する。テレビの画面に目が釘付けだ。あわててテレビに駆け寄る空ちゃん。見つめているのは、画面の向こうに現れた岩合先生だ。
その後も、テレビの前で行儀よく番組を見続ける。画面の中で猫が右に動けば空ちゃんも右に動き、左に動けば空ちゃんも左に動く。
ケツドライヤー猫のお兄ちゃんでも同じく実験
また別の再放送で、空ちゃんの兄猫(空ちゃんは元捨て猫なので、血はつながっていないが)にも協力してもらった。名前は陽(ハル)君。空ちゃんとは違って、マイペースで甘えん坊な性格とのことだが、こちらの猫ちゃんにネコ歩きを見せてみるとどうなるのか。
いざ、番組が始まる。こちらも同じように、瞬く間にテレビの前へと移動した。画面の向こうにいる猫ちゃんに釘付けの様子。
兄猫・陽君の場合は猫ちゃんにも食いつくが、どうやら岩合先生ご本人が大変好きなようす。先生の表情の変化に合わせて左右に体を動かしていた。時折「ンニャン!」と鳴きながら岩合先生のほっぺたにチューをするなど、かわいらしいしぐさを見ることができた。