東京商工リサーチは24日、野菜生産業者のルーツファーム(静岡県・菊川市)が、12月6日に静岡地裁浜松支部から特別清算開始決定を受けたと発表した。負債総額は債権者2名(金融機関・関連会社)に対し29億6,317万円。申請代理人は村越啓悦弁護士が担当する。

ルーツファームは2004年12月に創業。人気漫画『美味しんぼ』で紹介された「永田農法」(「スパルタ農法」「断食農法」)を開発したことで知られている。永田農法とは、野菜本来の旨みを引き出すために、原産地の厳しい栽培環境を作り出し、野菜が持つ生命力を喚起するというもの。

2013年8月6日に特別清算開始決定を受けた農産物卸会社の農産振興(静岡県・浜松市)の関連企業として、トマトなどの野菜を栽培。関連会社を介して通販や直販を展開していたが、業績は伸長性に欠けた上、当初の設備投資資金も負担となり、多忙な資金繰りに陥ったため、2012年3月1日に開かれた株主総会の決議により解散していた。